風邪をひいていますか? 熱はでますか? 汗はかけていますか?

体を見ればわかることですが、初めて来られた方によくお聞きすることです。
体は疲れてくると部分的に硬くなったり力が抜けたりして、悪くなるほど体を捻じるようにしてバランスをとります。このアンバランスを元に戻す機能が風邪です。風邪をひいて熱をだし汗をかくことで体は元の弾力を回復します。これを薬で止めてしまうと、体の歪みを残したままになります。この歪みを年々積み重ねていくと、風邪もひかなくなり体は鈍くなっていきます。肩こり頭痛から始まって冷えや五十型、高血圧、糖尿病、心臓疾患、脳卒中、ガンに至るまで、程度の差はあれ、みな同じような歪みのコースをたどっていて背骨の弾力を失っています。
風邪をわるいこととして何事も起きないのが健康だとする、一般の考えとは対極にあるのが整体かもしれませんが、体を手で触れて手で命を感じ取る整体では、間違いなく弾力がある体が健康だといえます。
操法や体操を継続して症状が治まり、体が弾力を取り戻す過程で風邪をひき、熱を出せるようになると、体というものは一気に変わってきます。