暑さが収まる頃になると、皮膚からの排泄(汗)に変わって泌尿器(腎臓)からの排泄に切り代わります。 汗が出なくなるとオシッコが近くなるというのもこうした働きです。 夏に汗を十分出せなかった体は腎臓への負担も大きくなります。 夏の疲れを持ったまま冬に入っていかないために、風邪をひいて左右差を解消するのも体の自然な働きです。  寒暖の差が大きいこの季節は、夏に引き続き汗が内攻しやすいものです。 体が重い、だるい、鼻水、鼻づまり、喉や耳の問題、胃の不調、下痢、小便が近い、 寝違い、足がつるなども内攻現象です。 症状が軽ければ足湯などで汗を誘導して出し切ることで解消します。  また寒暖の差に体が対応できないと胸椎5番が捻れてきます。 5番の捻れが連動する10番の捻れも引き起こすと胃酸過多になり、食欲が旺盛になります。 食欲の秋と言って大食いになるのは、体が鈍くなっているのではと疑ってみる必要があります。