9月10月と風邪、インフルエンザ、コロナにかかった方が随分と見えました。咳が長引く人も多く、咳止め薬が不足したとも聞きます。
今夏は異常な暑さでしたので殆どの人が夏の疲労を持ち越しています。私自身も暑さで体操や足湯も例年に比べてあまりしないことが多く、そのせいか心臓疲労を引きずり左の肩甲骨が緩くなり、左後頭部を引っ張って左の頭痛を起こしています。
このように夏に何ごともなく過ごせたようでも身体はかなりの疲労を残しています。
夏のツケは全て肺臓、呼吸器にもたらされます。
この疲労をリセットする働きが風邪です。咳は肺を緩めるための体の回復反応ですので、これを薬で止めてしまうと肺の硬直はそのままになり、後々再度繰り返します。身体にとってはどうしても呼吸器は緩めないとなりません。身体は構造的に呼吸のためにあると言ってもいいので、咳止め薬が無くなるほど飲んだ人がいるということは、この先また風邪が流行るという事です。
それでも風邪を引けるというのは、引ける体力があり、反応する力があるからで、風邪も引けないほど鈍くなれば突然大病を起こすことになり、また風邪を引く体力もなくなると生命の灯もまた弱くなっていきます。