脊椎行気

正座をして手のひらは上向きにして腿に置きます。瞑目して頭頂から息を吸い込んで、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と順を追って吸いきり、尾骨から頭頂に向かって吐いて行くことを繰り返します。最初は背骨で吸うつもり、でかまいません。慣れれば立っていても、歩いていてもどこでも出来るようになります。

気が通らない(呼吸がつっかえる)処は、頭頂からそこまでの呼吸を繰り返しているとだんだん通ります。コキっと鳴ったり、汗ばんで通ることもあります。つっかえる処が問題があるところですので、そこに合わせた体操をすると尚良いです。

根気よくと言うか、習慣にしてやっていくうちに徐々に分かるようになります。最初から体が暖かくなる、手のひらが汗ばむなど変化が分かる人も多いです。

感受性を高めるためにもおすすめです。

コロナだ、インフルエンザだ、花粉だ、ウイルスだ、ワクチンだ…と、自分より外に向いている気を自分の裡に求めて行くきっかけにもなります。例えば、風邪を引く前には、背骨のある部分の気が通りずらくなるのが自覚できるようになりますので、ウイルスを呼び込む体が先にある(風邪を引く必要がある体)ことも自ずと分かります。そして風邪を全うしたあとの通り具合にまた驚くでしょう。