鼾、いびき、イビキ…をなんとかしたいと言われます。
これは…いっとき私も経験しているので、簡単にできます、とは言えない。
基本的に疲れが強い時は誰もいびきをかきます。
これは呼吸器の疲労ですよね。
さて、眠っている時に息を吸います。普通は鼻で吸います。ところが、胸が硬くて肋骨が広がらずに吸いきれないと…口を開けて吸うほうが強く吸えますよね。この時に鼻と口から吸った息が気道でぶつかるといびきになります。気道が狭くなっているとすぐにいびきになります。
気道が狭い…はい、もうおわかりですね。首(喉鼻)の問題です。猫背のように、特に胸から首にかけて「反れない」状態です。いつも反れないくらいに前屈み(肋骨の硬直)の体になっているか、一時的な疲労で肺が落ちて前屈したか、の違いはありますが、要は鼻で吸って肺がスムーズに広がらないと口を使うのです。
枕でクビを上げて傾斜を作り前屈みを更に強調していると、余計に吸い込めないので、更に状況はわるくなります。
つまり鼻で吸って、スムーズに肺が広がるならいびきにはなりません。吸えないから口を使ってでも息を入れたいんです。体は。
・肋骨が硬くなっている
・首が硬くなっている
基本はこれが解消できないと、鼻で呼吸が満足にできないので、自然と口で吸います。
・肋骨を緩める
・上胸部から首にかけて反れること、です。
特に肋骨は骨だけの問題ではなく、内臓が下垂して肋骨や喉まで引っ張っていたりすると…大変ですよ。首緩めたり、肋骨挙げたり、でもお酒呑んだりすると…もう上がらない、反れないので、地道に通ってください。寝る前に肩に座布団を折って4〜5分当てて背中から首を反って緩めるといいですよ。
長年イビキに悩まされている(隣の人が)とか、毎年の旅行でみんなと寝れない、毎日電車でひんしゅくをかってしまう…なんて「相当に」体が崩れています。
体をちゃんと整えましょう!体は全部繋がっています。