「腰が痛くて肩が凝るし腕が痺れて首も回らない、頭もふらふら…もうどうしていいかわからないんです」と患者さんが来ました。そうですよね、体調崩すと不安になりますし、以前私も同じでした。 (今もそういう気持ちになることあります^^;)
治すのって大変ですよ。一生懸命背中押さえたり、背骨押さえたり、肩や肩甲骨に首も頭だって触りますし、あっ足も腕もやらなくちゃ… あーこれ、患者さんの訴えに真正直に向き合って、なんとかしなきゃ!って自分も入ってしまうとこうなるんですよね。一生懸命やろうっていう気持ちが先走って…気休めにしかならないこともありますし、何かが上手くいって楽になったってお礼言われることもあったりしますが、何が効いたか自分でもわかってないことが多いんですよね。開業して何年かはこんな感じだったんですが、どうも違うな…っていつも引っかかっていました。 でもとにかく一生懸命に技をかけ続けていました。
今現在は、患者さんの持ってる治る力をどうやって引き出せばいいのだろう?から始まります。
簡単に言うと
1.腰のアーチを取り戻し
2.反れる背中を作って
3.胸がしっかり上がる呼吸に導く
に集中して体を見ていきます。 この3つを作るのには、一人ひとりみな違う施術になりますし、同じ人でも毎回違います。体を冷やしたせいだったり、ストレスだったり、食べすぎだったり…で、一言で言うものではないんですけど…ストレスでした。最後正座になって見違えるようにスラリとした姿を見ると私は感動します。手技ではあるんですけど言葉が使えた時はいいですね。