病気と無縁になるには 〜脊椎行気〜

野口先生も井本先生も、これさえやっていれば一切の病気と無縁でいられる…のような記述をどこか書籍で読んだ記憶があります。

これも整体を学ぶとすぐに教わる自己鍛錬法ですが、確かにちゃんとやれれば、一切の病から無縁でいられる、と思います。

簡単に言うと、頭のてっぺんから息を吸って、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨と1つずつ呼吸を通して、また1つずつ頭に向かって吐いていきます。

最初は「背骨1つずつを自覚するなんてできるものか!」と思うものですが、だいたいこの辺で引っかかる(うまく吸えない)という箇所がわかればいいと思います。

その上手く呼吸が通らないところまで何度も吸って吐いてを繰り返していると、ポキンと鳴ったりして通るようになるのですが、根が深いものや他の所からの影響で引っかかっていたりすると、そう簡単には解消しません。

そんな時はその引っかかる箇所に体操で上手く力を集めてしまう方が症状を速やかに解消できます。

これはかなり便利に体の不調を解消できます。

頭痛や肩凝りなんかでも、痛い所から離れた思わぬ場所で引っかかっていたりしますので、体調が思わしくない時にお試しください。

決まった体操を一生懸命やるのもいいですが、まずは背骨に気を通してみて、引っかかる所を探して体操で解消する、という使い方もお勧めです。