治るということ

夏の終わりのこと、左のお尻(仙骨左上部)が痛いと。
立ち上がったり、布団から起き上がる際、イテテテテ…とゆっくりゆっくりと起きる。
体がだいぶ疲労している様で、左の腰が開いて下がった状態。左くるぶしを持って落ちた重心を左腰に戻すとだいぶ痛みは治る。臀部の痛みは常にそこにあるけど「痛いけど動ける」状態に。
しかし仕事で体を酷使すると徐々に左くるぶしが痛み、そして帰宅後にはまたイテテテ…となることも。ので、左足を使って落ちた重さを腰に戻す体操をやってもらう。
ほどなくした秋口。「ここ何日か排便後に出血する」と不安気に来店。
「良かったですね。お尻の痛みなくなったんじゃないですか?」と。
「それはそうですが…?」

左に傾いていたのは心臓疲労によるもの。体はその疲労を抜くために痔になるようです。なので痔を手術で切ると後に心臓の問題を起こしたりします。
重心の変動を元に戻すのは、体操と言いたいところですが、体が持つ治る力が発動すると一気に戻るものですね。
体操はより早くそれを呼び起こす為にも必要ということです。何が起きても「体を正して経過を待つ」のが一番です。因みに出血は翌日ピタリとなくなったようです。