遠方の方からお問合せをいただきました。と言っても、昔まだ開業してない修行時代に一度お身体を拝見した縁ですが。
以下のような症状です。
・数年前に虚血性大腸炎、その後に憩室炎と、腸がとにかく弱い。
・病院であらゆる検査をしたが治療は行われず。
・現在は腸が重くなって痛みがでると鍼灸院で鍼とお灸で対処しているが、油断すると不調になる。
・料理等で立っていると左お尻、左股関節が痛くなる。
・重いものを持つと腰痛、腸の不調になりやすい。
・毎日休む間もなく仕事、介護、孫の世話、家事で疲労、睡眠不足、ストレス、冷えを感じている。
とかなり大変なご様子です。
実際に体を観ることはできませんが、上のことから左骨盤が開いて後屈しお腹の右側に捻れを作っているのがうかがえます。そのため右下腹部で憩室炎を起こしやすい状態になっているようです。背骨で言うと腰椎4番、2番に異常があると思われます。
メールをいただいた時も、日中に仕事で重いものを運んで、ギックリ腰に近い状態とおっしゃっていました。
そこで、メールで「腰椎4番に力を集めて腰を引き締める体操」を一つだけお伝えしました。ほんの1〜2分で終わる体操ですが、「いつも痛くなるお尻の横が攣りそうになる」と頑張ってやったようです。
そして翌朝…
腰の痛みも腸の重さも股関節の痛みもだいぶ取れて楽になった。
とご連絡いただきました。
更に翌々日には、とても楽になったとご連絡。そして、長年の痛みの理由がわかって心も楽になったとのことでした。
女性は更年期を迎え、閉経を境にして骨盤が開き、弱い処に症状が現れます。元々腰を引き締める力が弱かったようで、腸が下垂して子宮や膀胱まで圧迫している様子なので、腹部操法は必要と思いますが、ひとまずはホッとしたリモート整体?でした。
重いものを持ったり、お子さんを抱っこしたりして腰が痛くなる、胃腸を崩しやすい、頭痛を起こしやすいという方は、腰の引き締まりが弱くなっています。的を合わせたちょっとした体操で体はかなり変わるものです。