胸のしこり

秋になると、胸にしこりができたという方がポツポツといらっしゃいます。

夏はシャワーで済ませるのが秋が深まると湯船に浸かるから気づくのでしょうか。

大概が夏の暑さで肋骨が硬くなり、その影響でしこりを作るのですが、触ると数ヶ月から半年くらいのものに感じられることが殆どです。虫刺されで少し腫れたようなものと同様で、このくらいの期間であれば気を通していくとその場でなくなって行きます。さて今回はうちの受け付けをしている女性にしこりができたと。いつになくコホコホしているなとは思っていたのですが…

確認すると左右に五百円玉くらいのものが3箇所…半年はゆうに経過しているようでちょっとどうかな?と言う感じでした。

受け付けと別に仕事をしていて、かなり重いものを持ち上げているので、夏の暑さと共に重労働にその原因があるようです。男性と違って女性の場合は腕を使うとダイレクトに肋骨を硬くして呼吸器系に問題を起こしてしまいます。

操法でしばらく気を通していくと、程なくして殆どなくなってきたので終了。その晩に吐き気を催し、翌日から発熱して風邪にはいりました。初期のものであれば何ごともなく収まるのが、それなりに育ててしまえば、どうしても自身の体の力を発揮することが必要です。

風邪の経過後は何ごとも無かったように消えていましたが、「胸のしこり」となると本人も気が気でないのでしょう、蒸しタオルと体操を続けているようですが、呼吸器に負担をかけて肋骨が硬いうちは注意していく必要はあります。